1996年:

卒業」「仮面」「晴れた日には」「謎まで3マイル

 

卒業

右手に花束抱えて 僕らはカメラに笑顔を見せた
ひとり隔てた君の横顔 そっと僕を見た

偶然並んだホームで ふたりは広がる青空見てた
言葉は流れ 言葉は途切れ 人に押されてく

 そのままふたりは 別々の窓から
 吹き踊る風に 目をそらされて
 さよならさえも かわしそびれて 別れた

挫折と孤独に縛られ 沈んだ部屋から自由を探る
壁に留めてる写真の中の 君を見つめてる

かわした言葉の全てが 歪んだ時間に想いをのせる
噂は流れ 噂は途切れ 君も見失う

 はじける笑顔と 果てない青空
 あの季節の 僕らの輝きは
 この傷だらけの 胸のすきまにしみるよ

  いつかホームの向こう 君を見かけたよ
  赤いスーツと 赤い口紅
  声もかけられず・・・

 あのとき僕らは 花びら散らせる
 軽やかな風に 目を奪われて
 約束さえ かわしそびれ 別れた

 はじける笑顔と 果てない青空
 色あせた想い出を 剥がしたら
 空を見上げて 風のゆくえを 探そう

 

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   仮面

たて笛を鳴らしながら 今 子供たちは帰る
傾いた陽射しの中 行く夏を見てる

あどけない笛の音に ふと君のことを想う
泣きながら頬をよせた あの君を想う

 流れ落ちた涙の意味 言葉を探しても
 心つなぐ術も知らず ただ髪をなでていた
 君は泣き続けた

偽りを覚えるたび 人は心 閉ざしてゆく
こんなにも荒れた心 誰もわからない

 やさしさなど振りかざせば 言葉は嘘になる
 身にしみつく仮面の顔 君の瞳に映っては
 頬に流れてゆく

 やさしさなど振りかざせば 言葉は嘘になる
 君の想い 落ちる涙 そっと拭いとった
 心 閉ざしながら

たて笛の音が消えて もう街に灯りがつく
ひとり行く子供の背に また君を想う

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晴れた日には

晴れた日には レモンティー
焦げたトースト 散らかして
ふらり 部屋を出よう

試験だらけの人生や
仕事ばかりに生きてても
どうせ 夏は逃げる

※さァ 好きな角で右に曲がれ
 車をかわしながら
 さァ 歌は流れ 足は踊る
 すべて思いどおりにさ

あの娘の乗る 青いバス
光の中 うなってる
ゆらり 熱に揺れる

冷たい瞳 僕を見て
みんな 街を流れてく
ふらり 僕はひとり

*さァ 次の角で曲を変えて
 知らない場所を目指せ
 さァ 雲は流れ 風は誘う
 それは嘘じゃないからさ

*repeat

※repeat

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謎まで3マイル

ただシーツを まとうだけでも
この視線は 泳ぎはじめる
 君の肌の隙間で 春と夜が溶けてゆく

まだ背中の 白い跡から
あの波まで 思い出せるよ
 君の声の響きで 夏と罪が流れてく

 初めて絡めた 君の指
 静かに こぼれた声を集めたら
 その瞳の謎まで 僕は迷いこむ

そっと触れあうシーツの音が
あの緑の森へ抜けてく
 君の指の動きが 秋と涙 遠ざける

ただひとつの夢を見るため
今 秘密の鍵を探すよ
 君の心ほどいて 冬をふたり 飛び越そう

 初めて乱れる 君の髪
 何度ももつれる 汗に溺れたら
 この鼓動の謎まで 僕は堕ちてゆく

 初めて絡めた 君の指
 静かに こぼれた声を集めたら
 その瞳の謎へと 僕は
 迷いこみ 乱れる 君の髪
 何度ももつれる 汗に溺れたら
 この鼓動の謎まで 僕は堕ちてゆく

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